Apr20Fri

一流のおぬしはどちらの「ローラー・スクワット」を選ぶか?

2018.04.07

今日のお題AとBどちらの
「ローラー・スクワット」を選ぶか?

筋肉を一つひとつ個々に鍛えて満足していてはせいぜい二流止まり。鍛えた筋肉を上手に連携させて「動き」を鍛錬できてこそ一流じゃ。通常の筋トレをそろそろ卒業したい塾生に、一流が選ぶトレーニングとは何か、その真実を伝授する。一流を目指すならAとB、どちらを選ぶべきか答えよ!


[A]

ローラー・スクワット1
ローラー・スクワット2

フォームローラーに肩幅スタンスで立ち、バランスを取る。上体を起こしたまま、重心をコントロールしながらお尻を深く沈めてしゃがみ、元に戻る。万一の転倒に備えて手が伸ばせる位置に椅子を用意。難しい場合はバスタオルの上にローラーを乗せる。


[B]

ローラー・スクワット3
ローラー・スクワット4

フォームローラーに肩幅スタンスで立ち、バランスを取る。お尻を後ろに引いて、上体を前傾させながらしゃがみ、元に戻る。万一の転倒に備えて手が伸ばせる位置に椅子を用意。難しい場合はバスタオルの上にローラーを乗せる。


[A or B?]

ローラー・スクワットA
ローラー・スクワットB

jukutoukaisetsu

一流が選ぶのは
「A」じゃ!

フォームローラーの使い方としてはいささかイレギュラーだが、ワシは塾生にローラー上でのスクワットをよくやらせておる。スクワット時に正しく重心をコントロールし、効果を高めるのが狙いじゃ。俗にしゃがんだときに「膝を爪先より前に出すな」というが、それを意識しすぎると「B」のようにお尻を後ろに引きすぎ、バランスを取るために上体を前に出す悪いフォームに陥りがち。これでは重心が前後に移動して両足で床を強く押せないから、スクワットが効きにくいのだ。

立っているときの重心は仙骨の少し前、いわゆる丹田あたりにある。正しいスクワットは、「A」のように重心を通る垂線上で行うべき。脛から下ろした垂線上で床を強く押すイメージが大切じゃ。ローラーにまっすぐ立つだけでも、静的バランスが整って重心が意識しやすくなる。さらに上体を起こして重心を通る垂線上でしゃがめたら動的バランスも高まる。このローラー・スクワットをしてから、通常のスクワットを行うと床がしっかり強く押せるから、効果倍増。難しそうに見えるが、重心への意識さえ高まれば、非力な女子でも難なくできるはずじゃ。



shitsugioutou

[質問1]

走ったりすると股関節が痛くなってきます。前病院で見てもらったら股関節が少し変形してる?みたいなことを言われました。やはりこれはもう一生治らないんでしょうか?(脳金さん、男性、17歳)

kao

股関節になんらかの問題がある人は多い。股関節の変形が、後天的な動作のクセによって生じた変形なら、適正動作を継続していれば、骨や関節の変形も修正される。

しかしこの関節変形が先天的なものなら、治すという発想でなく、「その状態を受け入れ、その状態で最も適切な動きを習得する」という事が重要なのじゃ。

適切なスクワット動作、ランジ動作をはじめとし、四股を踏んだり、走ったり、ジャンプしたり。この動作を専門家に見てもらい、動作を修正してもらうのじゃ。

大切なのは、適切な動作。

ウサイン・ボルト氏は脊柱の側弯症(脊柱が曲がっていること)であるが、その状態でも金メダリストになっておる。自分のカラダの状態を受け入れ、適切な動作を身につけよ。

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監修/清水道場(IPF代表) 
取材・文/井上健二 撮影/山城健朗 イラストレーション/more rock art all