Jan19Fri

一流のおぬしはどちらの「ダンベルクリーン」を選ぶか?

2018.01.06

今日のお題AとBどちらの
「ダンベルクリーン」を選ぶか?

筋肉を一つひとつ個々に鍛えて満足していてはせいぜい二流止まり。鍛えた筋肉を上手に連携させて「動き」を鍛錬できてこそ一流じゃ。通常の筋トレをそろそろ卒業したい塾生に、一流が選ぶトレーニングとは何か、その真実を伝授する。一流を目指すならAとB、どちらを選ぶべきか答えよ!


[A]

ダンベルクリーン1
ダンベルクリーン2
ダンベルクリーン3

ダンベルを片手に持ち、両足を肩幅よりも広めに開いて立ち、股間にダンベルを下げる。ダンベルを床に近づけるように深くしゃがむ。素早く立ち上がりながら、肘でリードしてダンベルをカラダの前面に沿って一気に胸まで引き上げ、素早く深くしゃがみ、腕を伸ばしてダンベルを差し上げる。左右を変えて同様に行う。


[B]

ダンベルクリーン4
ダンベルクリーン5

ダンベルを片手に持ち、両足を肩幅よりも広めに開いて立ち、股間にダンベルを下げる。ダンベルを床に近づけるように深くしゃがむ。素早く立ち上がりながら、肘でリードしてダンベルをカラダの前面に沿って一気に胸まで引き上げ、立ち上がりながら、腕を伸ばしてダンベルを高く差し上げる。左右を変えて同様に行う。


[A or B?]

ダンベルクリーンA
ダンベルクリーンB

jukutoukaisetsu

一流が選ぶのは
「A」じゃ!

ダンベルクリーンは上半身と下半身を同時に鍛え、なおかつ両者の連携を高める秀逸なトレーニング。いろいろなやり方が広がっておるようじゃが、「B」のように、立ち上がってダンベルを高く差し上げるハイキャッチを選ぶのは所詮二流。一流のアスリートたちは力を出すのはもちろん、力を抜くのが上手。オンとオフの切り替えが素早く行えると、メリハリの効いた動きになる。ハイキャッチではオンばかりで力を抜くオフの局面がないため、残念なクリーンになってしまう。

「A」のように一流が選ぶダンベルクリーンは、素早くしゃがみながらダンベルを差し上げるローキャッチ。上半身は力を発揮しているのに、下半身は力を抜いてしゃがんでいる。上半身と下半身でオンとオフを上手に切り替えないとこなせないトレーニングで、上半身と下半身の連携が強化される。素早くしゃがむコツは下半身の力を抜くこと。地上では物理的に人間は自由落下より速くしゃがめない。速くしゃがむには余計な力を抜き、体重の重みに任せて自由落下するしかない。同時に上半身には力を入れてダンベルを差し上げる。これがこなせて一流じゃ。



shitsugioutou

[質問1]

筋トレを一週間ほど休んだあと、左腕の筋力は変わりないのですが、右腕の筋力が極端に落ちました。右利きで、元々右腕のほうが筋力が強かったんですが、ダンベルカールの時は、極端に違いがわかります。 何か原因があるのでしょうか。 (ほたパパさん、男性、58歳)

kao

そんなに短時間で筋肉量は変化せぬ。あるとしたら神経の問題。首に何かトラブルなどあったか? どこかの神経が圧迫されたあとは力が入りにくくなる。あるいは、力発揮の姿勢の問題。肩甲骨や首の位置が以前と違っておらぬか? そうだとしたら、肩甲骨の位置を下げ、腹筋に力をいれ、胸を張るようにしてダンベルカールしてみよ。力の出方に違いがあればここが問題。継続すればすぐに感覚が戻る。こういう問題は神経系の治療を行うとすぐに改善する事が多いぞ。おすすめは針治療かカイロプラクティック。一度治療院で相談してみるのじゃ。

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監修/清水道場(IPF代表) 
取材・文/井上健二 撮影/山城健朗 イラストレーション/more rock art all