Aug17Fri

東京五輪正式種目「空手」競技にスポーツ庁長官・鈴木大地さんが挑戦!

2017.09.22

7月某日。この日の鈴木長官は見慣れたスーツ姿でなく、スポーツ庁のロゴが入った道着を身に纏い、同庁の職員数十名とともに日本空手道会館に現れた。時刻は夕方6時。朝早い時間に仕事を始め、夕方の時間を有効活用する「ゆう活」として空手に挑戦するためだ。スポーツ庁では、成人の週1回以上のスポーツ実施率を現状の42.5%から65%まで引き上げるべくさまざまな施策に取り組んでおり、ゆう活スポーツもその一環。

鈴木大地

「昨年スポーツ庁の職員にアンケートを取ったところ、週に1回以上スポーツをしている人は48%と半数以下でした。国全体のスポーツ実施率を上げるにはまず我々が先陣を切らねばと、ゆう活や朝活を利用してスポーツを定期的に行うようになりました。その結果、今年は55.9%まで上昇。この流れを全国に広げていきたいと思っています」(鈴木長官)

鈴木大地
空手初体験だという長官には、空手三段の実力を持つ女優の是永瞳さんが指導を行う。「初めてなのにお上手です」との言葉に長官も気合が入る。

さて、この日の講師は全日本空手道連盟の日下修次事務局長や、東京五輪の空手スペシャルアンバサダーを務める女優の是永瞳さん、インターハイ出場経験のある高校生らが担当。1時間程度の体験会では、まず立礼・座礼といった礼法のレクチャーを受け、続いて上段受け・中段受け・下段払いと受けの構えを練習。その後、正拳突きを学び、最後にこれらを組み合わせた基本の形をグループで行った。30〜40分の運動で、額には汗がじんわり。

鈴木大地
ゆう活で空手に挑戦したスポーツ庁職員と長官。

「想像以上にハードで、いい運動になりました。空手は形であれば一人でもできるし、場所も取らない。中国で太極拳が日常的に行われているように、日本でももっと気軽に健康法の一つとして空手が取り入れられるといいですね」



スポーツ庁の取り組み
この日スポーツ庁では、こんな「ゆう活」も……。
「ごみ拾いはスポーツだ」を合言葉にゴミ拾いをルール化し、スポーツの要素を取り入れた競技「スポGOMI」。同日、スポGOMIに挑戦した別グループもあった。

●すずき・だいち 1967年生まれ。初代スポーツ庁長官。順天堂大学スポーツ科学部教授、同大学水泳部監督を務め、2007年博士号(医学)取得。日本オリンピック委員会理事、日本水泳連盟会長などを歴任し、15年より現職。ソウル五輪100m背泳ぎ金メダリスト。


鈴木長官が読者の質問にお答えする『長官パンチ』は『Tarzan』で連載中!


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取材・文/黒澤祐美 撮影/大嶋千尋、平井良子(スポーツ庁)