Oct21Sat

血流を促す「ゆる入浴」で、疲れを解消する4つのヒント。

2017.07.23

お風呂に入ってカラダがゆるむ。これは誰でも経験的に知っていること。その理由のひとつは、

「入浴でカラダを温めると血管の内皮細胞から一酸化窒素が出て血管が広がり、血流が良くなります。その結果、体内の疲労物質が取り除かれるのです」

と、温泉療法専門医の早坂信哉さん。温度にして40度、時間にして10分湯に浸かると血管は拡張し、体温が0.5度上がり、こうした作用が期待できる。さらに、

「カラダを温めると筋肉と骨を繫ぐ腱にあるゴルジ腱受容器という器官が、筋肉が緊張していると勘違いして中枢に情報を送ります。すると中枢が筋肉を収縮させる信号を弱めます。また、入浴によって靱帯や腱を構成するコラーゲンの構成変化が起こり、伸展性がアップすることも分かっています」

さらにさらに、水の浮力によって体重が約10分の1になり、陸上生活で常に緊張している筋肉を休めることもできるのだ。

カラダが硬い人にとってはいいことずくめのバスタイム。でも忙しい毎日、効果が得られる入浴ができているかといえば疑問。下のヒントを取り入れつつ、ゆるバスタイムとまいりましょう。



ゆる入浴のヒント1

【ヒント1】入浴の1時間前には夕食を済ませる。

入浴すると血流が皮膚表面に集中するため、内臓に回る分が減る。つまり食後すぐに入浴するのも、入浴後すぐに食事をするのもNG。入浴のタイミングは食事の前後、少なくとも1時間は空けること。ゆるめたい日は早めの夕食を。



ゆる入浴のヒント2

【ヒント2】浴室の照明オフで心身をリラックス。

カラダを真にリラックスさせるためには、目から入力する情報をできるだけ遮断することもひとつの手。脱衣所の照明をつけたままにし、浴室の照明はオフ。くもりガラスから漏れてくるほのかな光でリラックス。



ゆる入浴のヒント3

【ヒント3】温度は40℃、時間は10分が最適。

血流を促し、疲労物質を取り除くには、40℃の湯に10分浸かれば十分。これ以上の温度になると交感神経が働いてカラダが戦闘モードになってしまう。また、長時間浸かりすぎると熱中症のリスクが高まる。全身浴で10分でオッケーです。



ゆる入浴のヒント4

【ヒント4】入浴後は毛布にくるまって休憩。

入浴後に温熱効果をより長くキープしたいときは、毛布にくるまって暗く静かな部屋で30分ほど休憩を。こうしている間中、疲労回復効果が続き、カラダの芯からゆるめることができる。時間のある週末にお試しあれ。


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取材・文/石飛カノ イラストレーション/大塚砂織 取材協力/早坂信哉(東京都市大学教授)