Dec10Mon

女子バスケットボール・渡嘉敷来夢選手のインナートレ拝見!

2018.03.11

自分のカラダをインナーによってコントロールしたい。

日本を代表するポイントゲッターが渡嘉敷来夢である。彼女がインナーマッスルを意識し始めたのは、高校生のときだった。

「左足首を痛めたんです。そうすると、脚のトレーニングはできない。それで、体幹を中心にした腹筋とか背筋をやるようになったんです。でも、やっぱりキツいじゃないですか。だから好きじゃなかったです(笑)」

高校時代から強さ、上手さにおいて有名で、それだからインナーを鍛えなくても、十分に通用した。しかし、実業団に入ると状況は変わる。

「カラダの作りが全然、違うんです。身長が低い選手でも当たりは強いし。このままじゃダメだと思って、体幹を鍛えて、同時にウェイトトレーニングもやるようになったんです」

渡嘉敷来夢

2015年から、渡嘉敷は日本だけでなく、バスケットボール最高峰のWNBAのチームの一つ、シアトル・ストームと契約し、アメリカでも戦うようになった。そして、ここでさらにショックを受けるのである。

「本当に強いって思いました。地上での当たりなら、自分が大きいぶん多少優位に立てるのですが、空中で当たったとき、いかにぶれずに体幹で姿勢をキープできるかがポイントになった。アメリカに行って、インナーの必要性を強く感じました」

今は、チームの仲間と一緒にインナーのトレーニングに励んでいる。

「私はカラダが大きいぶん、ぶれも大きくなってしまう。まずは、自分のカラダをコントロールできないとダメ。最近はっきりとわかってきた。そのためには、まずインナーを鍛えることが重要。少しはましになったけど、まだまだやり続けますよ」


TRAINING

トレーニング1
体幹をしっかり固定して、同時に脚の内外の筋肉を鍛える。
肘を立てて床に横になり、カラダを一直線にする。まずは上側の脚を床と平行になるぐらい上げて、10秒キープ。次に下側の膝を曲げて、脚を床から浮かせて、10秒キープ。体幹を固定して、同時に脚の内外の筋肉も鍛える。
トレーニング2
カラダが流れにくくなり、動きにキレが出る。
負荷がかかっているケーブルを、腕を上方に上げてつかみ、腕をカラダの前、斜め下方に引き下げる。体幹を安定させ、カラダをねじる練習。これを行うことで、カラダが不必要な方向に流れにくくなり、動きにキレが出る。
トレーニング3
体幹と肩関節、股関節の協調性を高めていく。
四つん這いになり、対角にある腕と脚を前方に出しながら前進するスパイダーというトレーニング。目的は体幹と肩関節、そして股関節の協調性を高めること。体幹を固定したまま、関節をより自由に動かせるようになる。

●とかしき・らむ 〈JX-ENEOSサンフラワーズ〉で活躍する193cmの大型センターフォワード。2013年と15年のアジア選手権でMVP、ベスト5に選出され、国際大会でも活躍。15年からはWNBAの〈シアトル・ストーム〉と契約しアメリカにも活動の場を広げた。


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取材・文/鈴木一朗 撮影/藤藪悠記