Sep23Sun

+1000歩の理由。運動する必要はありません。立って歩いて日常生活活動の底上げを!

2018.01.07

痩せているのに病気のリスクを抱えている異所性脂肪タイプも、皮下脂肪型肥満も内臓脂肪型肥満も、ざっくりした原因は似通っている。過栄養でなおかつ身体活動量が少ないということだ。

厚生労働省が2013年に示した健康づくりのためのガイドライン「アクティブガイド」は、生活習慣病などの疾病を予防するための運動のすすめ。そこで推奨しているのが、「+10(プラス・テン)」。筋トレでもウォーキングでも日常生活でもなんでも構いません。今より10分多くカラダを動かしましょうというメッセージだ。

「アメリカの糖尿病学会でも、かつてはジョギングなどを薦めていましたが、歩く、立つといった日常生活活動の底上げにスイッチしています。実際、日常的に座っている人と立っている人では前者の方が病気のリスクは高いのです」(つつじ内科クリニック院長・竹野景海さん)

ならば、今すぐお腹をなんとかしたいポッコリ腹の人はこの考え方を活用し、1日10分、立つ時間を増やしたり、歩数に換算して1日プラス1000歩を目指そう。

体重70kgの人間がソワソワ立っているときのエネルギー消費量は約20キロカロリー。ビスケットに換算すると2分の1枚分。歩くときのそれは約40キロカロリーでビスケット1枚分。1日4枚分消費すれば、1週間でビスケット28枚分。7枚入りのビスケット4箱分浮かせることができる。これ、なんだか嬉しくなるようなご褒美。

さて、今日は何をしてビスケットを確保しようか? といっても、プラスして動いた分、浮いたビスケットは実際のご褒美として食べないように、念のため。

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【ビスケット1枚分】電車で立つ。

電車の中では席取りゲームに参加せず、潔く立つ。座ってじっとしている場合のエネルギー消費は約15kcal。立つだけで3割増し。通勤で20分かかるなら立ちっ放しでビスケット1枚を確保できる。


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【ビスケット1枚分】バス停は1個先で乗る。

電車でひと駅分はシンドいけれど、バス停ならまあなんとか。無理せずマイペースで日常生活活動を増やしていくことが第一の目標。なので、理想を追う必要はない。1個先のバス停まで歩いてビスケットを獲得しよう。


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【ビスケット1枚分】書店に行く。(ポチらない)

パソコン画面をポチッとクリックして、あとは宅配便のお兄さんが本を運んできてくれるのを待つだけ。これ、非常にもったいない。書店に足を運んで店内をブラブラすればあっという間にビスケットが手に入るのに。


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【ビスケット1枚分】往復10分かかる先でランチを食べる。

ランチはいつも会社から一歩も出ず、社食で済ませるというのも芸がない。お財布事情が許すなら、週に2〜3度は外食してみてはいかがだろう。行きに5分、帰りに5分。往復10分歩けばよし。


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【ビスケット1.5枚分】食後のコーヒーは立って飲む。

食後のコーヒーはレストランでは頼まない。立って飲むために敢えてコーヒースタンドでいただこう。5分かけて外食に行き5分かけて会社近くに戻ってきて、立位でコーヒー。これでビスケット1.5枚分です。


『Tarzan』733号では、ポッコリ腹を解消する様々な対策をご紹介!


Tarzan No.733 「内臓脂肪」の減らし方 掲載 〉
取材・文/石飛カノ 撮影/石原敦志 イラストレーション/沼田光太郎
取材協力/竹野景海(田園都市溝の口つつじ内科クリニック院長)