Nov23Thu

麒麟・川島明さん「些細な音でも目が覚める。意外とナイーブなんです。」

2017.11.10

睡眠時間を削るほど忙しい!? それでも眠りの時間は大切だ。どう捻出するか、専門家に聞いてみた。


眠っていてもネタを考え続けるお笑い芸人
川島明さん(麒麟)

川島さん
●お笑いコンビ・麒麟のボケ担当。よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属。バラエティ番組の他にも、劇場でのライブ、ラジオ、コメンテーターなどさまざまな場面で活躍。7月に長女が誕生したばかり。

「1年のうち、ぐっすり眠れたと感じるのは正月ぐらい」
と話すのは、お笑い芸人の川島明さん。その原因は不規則な生活と寝つきの悪さにあるようだ。

「とにかく寝るのが下手。どれだけ眠くても布団に入って目を閉じると考え事が頭に浮かんでくるし、エアコンのタイマーが切れる音でも起きてしまう。夜中も一度トイレに行くと、また寝たいのにどうも目が覚めてしまうんです。片目だけうっすら開けて、カラダに寝てますよ〜って思い込ませながら行くんですけど、ダメですね」
よって日中は常に睡眠不足。ならば仮眠をと言いたいところだが、これも苦手だという。

「相方が移動中もアホみたいに寝るやつで。アリとキリギリスじゃないけど、こいつが寝てるうちに頑張ろうってなる。本や雑誌を買い込んで読むことが多いですね」
一見短眠者のようにも思えるが、本人曰く寝るのは大好き。けれどうまく寝られない。だから辛い。

「寝不足が続くと、ボケが雑になったり滑舌が悪くなったりします。あとイライラしてくる。ひな壇で、前の人の頭しばいたらどうなるやろって想像しながら目を覚ましてます。大抵大御所の人が座ってるから、めっちゃ怒られるやろな」


平均睡眠時間3.5h

1日のタイムテーブル
6:00 起床
7:00 NHK入り 打ち合わせ
8:00 ラジオ生放送
12:00 タクシーで移動
13:00 昼食、メイク
13:40 情報番組生放送スタート
16:00 移動
17:00 バラエティ番組収録
19:00 運がいい日はここで終わり。そのあとバラエティ番組の収録が続くことも
24:00 芸人仲間と反省会
4:30 帰宅、就寝

仮眠
楽屋で仮眠をする努力をするも、些細な音で起きてしまう。
台本
収録の合間はアンケートや台本を書いたり、勉強をしたりと休む暇がない。隙間時間も習慣でSNSをチェックしてしまう。

上級睡眠改善インストラクター・安達直美さんからのアドバイス

考え事を頭からなくす練習をしましょう。

交感神経が高ぶりやすく、休むスイッチが入りにくい状態かもしれません。周囲に気を使う仕事をしていればなおさら。目を閉じても考え事が浮かんできてしまうときには、腹式呼吸を試してみて。お腹の動きに集中すると、意識がカラダに向き、余計なことが考えられなくなります。気になったことをすべて書き出すのも一つの手。頭から考え事をなくすことで、眠りのスイッチが入りやすくなります。また、利尿作用のあるお酒も眠りの質を下げる原因に。ほどほどに楽しむようにしましょう。


●あだち・なおみ 寝装品メーカーの研究所で主任研究員として睡眠に関わる研究に従事。睡眠文化戦略コーディネーターを経て、現在の職に至る。


『Tarzan』730号では、職業柄睡眠不足な5人の実態をレポート。


Tarzan No. 730 7つの鍵で開く、睡眠の門 掲載 〉
取材・文/黒澤祐美 撮影/石原敦志