Sep22Fri

暑熱対策は、熱い男、獣神サンダー・ライガーに聞け!

2017.09.05

40度を超えますね、リングの上は照明が強いし、テレビ中継が入ればさらに照明が増えます。そこにお客さまにも入っていただくので熱気も加わって。そう言って、ふははと笑うのは、獣神サンダー・ライガーさんだ。プロレスパンツ一丁、ストロングスタイルの選手がずらり居並ぶ中、平成元年のデビュー以来、このいでたちでルチャリブレ(メキシカンスタイル)仕込みのファイト。暑いことこの上ない。

獣神サンダー・ライガー

「カラダをぶつけ合う競技だから、実は寒いより暑い方がいいんです。でも、もともと暑さには弱くて、日焼けするのも嫌なくらいで」

完全にコスチュームの失敗じゃないですかと突っ込むと苦笑い。

「衣装はレオタードの素材で伸縮性、通気性はいいんですが、試合後は汗でべちゃべちゃ。かなりの重さになります。でも、試合で体調を崩したことはありません」

獣神サンダー・ライガー
食って寝ろ、の好伴侶はこれだ。
アイシングパックは大のおすすめ。「これに氷と水を入れて、頭の下に敷けば、涼しいですよ! 疲れてるなと思ったら、これで寝てますね」。

10年ほど前に炎天下のクリークで趣味の釣りを楽しんでいたところ、突如として熱中症を発症。ほうほうの体で避難したとか。

「頭は痛いし、大量の冷や汗がずわーっと出てきて、これはやばいと思いました。体力を過信したらダメです。炎天下を走ったりせず、若手との練習でも少なくとも30分ごとには水分補給を命じます」

獣神サンダー・ライガー
新日本プロ自慢ちゃんこで喝!
道場の昼はもちろん、ちゃんこ。実は野菜や豆腐などもバランスよく摂っている。夏の乗り切り方は一言、「食って、寝ろ!」でした。

スタミナ源の食事の方針は、
「夏は肉! 肉、食った方がいいです。ぼくは断然、肉派ですね」

自分の世代まではプロレスラー、いまの若手はアスリートだと語る。

「唐揚げの皮をはがして食べてる。そこが旨いのに、信じられない。せやろ!! 白い米もがっちり食います。コメ太郎です。この年だから、さすがに夜は控えますが」

獣神サンダー・ライガー
シャワーだけじゃダメだ!!
地方巡業でオフの日には「宿の浴槽に湯を張って、《バブ》を入れて、浸かります。コンディショニングには気を遣ってます」。

長年お世話になったプロテインは、すっぱりやめた。

「いまはビタミン剤もほとんど摂りません。内臓への負担を考えると、自然な食材で栄養を摂った方がいいと思っているんです」

用心深い生活態度に、ベテランの知恵が垣間見えた。


●じゅうしん さんだー・らいがー 1989年、対小林邦昭戦で獣神ライガーとしてデビュー。90年に改名。92年「TOP OF THE SUPER Jr.Ⅲ」を制覇。95年第2回「SUPER J-cup」優勝など栄冠数知れず。


Tarzan No. 725 カラダを変える「痩せ式」 掲載 〉
取材・文/廣松正浩 撮影/新井孝明