Nov16Fri

切れてる! はもう古い!? 日々進化するボディビルのかけ声。

2018.09.06

己の肉体を鍛え上げ、筋肉の大きさ(バルク)や全身のバランスを競うのが、ご存じボディビル競技。その大会でおなじみとなっているのが観戦席から選手の筋肉を褒めて応援する「かけ声」だ。昨年、テレビ番組で取り上げられて以来、このかけ声が密かに話題となっている。

そんななか先月、満を持して日本ボディビル・フィットネス連盟の全面監修のもと出版されたのが『ボディビルのかけ声辞典』。300名を超すボディビル関係者にアンケートを実施、集まった1000種類以上のかけ声から厳選された珠玉の70フレーズが収録されている。

ボディビルのかけ声辞典
応援する部位の筋肉名とともにフレーズを紹介。ほぼ全てのページに掲載されるビルダーたちの肉体美にも注目だ。

開けば度肝を抜かれること間違いなし。「カブトムシひっくり返したみたいだな!」「大胸筋が歩いてる!」など、その自由度と独創性に、ファンならずとも思わず引き込まれる。

なかでも熱いのが、学生ボディビル選手権。10月の全国大会に向け、これから各地区で予選が行われる。現場でも、かけ声で鼓膜を震わせてみてほしい。


「詰まってる!」

基本的なかけ声の一つ。全身にも部位ごとの筋肉を褒める際にも使える万能フレーズ。筋肉の密度が高いことを意味している。

「肩メロン!」

三角筋のデカさと同時に、メロンのスジのように浮き上がった血管も褒められる。食べ物に喩えるのは昨今のトレンドだ。

「肩にちっちゃいジープのせてんのかい!」

肩や大胸筋上部を褒める独創的なフレーズ。カット(メリハリ)が出ていてゴツゴツとした車体を思わせる筋肉に使ってみよう。



『ボディビルのかけ声辞典』表紙
『ボディビルのかけ声辞典』
「切れてる!」「デカい」といった基本的なものから、独創的なものまで全70種類のかけ声を収録。競技や大会のルール、大会で使われる審査ポーズなど、基礎知識も紹介されている。ボディビル観戦の入門書としても使える一冊。1,400円(スモール出版刊)。

Tarzan No. 748 スポーツジムに行こう!掲載 〉
取材・文/村田竜平(本誌) 撮影/角戸菜摘 協力/公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟・上野俊彦