Jun25Mon

「クルマな週末」では紹介できないクルマをPick Up!

2018.02.20


本誌編集/ワタベ:諦めの悪い、連載「クルマな週末」の旧担当。クルマ愛とお考えください。
取材・文/石井昌道:雑誌編集経験のあるモータージャーナリスト。
撮影/小川朋央:自然を愛する、のんびり、ときどき突撃型カメラマン。


ワタベ:今回は北海道中川郡美深町にやってきました!

石井:ここは北海道の中でも北寄りかな。旭川と宗谷岬の中間ぐらい……、ってワタベくん久しぶり。若手に奪われたご担当を取り戻そうってか!?

ワタベ:そのつもりだったのですが「クルマな週末」でやるには無理があり。

小川:だって試乗したのはテストコース2周、ほんの10分程度だからね。

SUBARU BRZ STI Sport
SUBARU BRZ STI Sport
●全長4,240×全幅1,775×全高1,320mm●エンジン=1,998cc、水平対向4気筒●変速機+駆動方式=6MT+RWD●燃費=11.8km/L(JC08モード)●乗車定員=4名●カラー=7色●車両本体価格=3,531,600円●(問)スバル(TEL)0120・052215

石井:今回のSUBARUのメディア向けイベントは、美深試験場内に高度運転支援技術用のテストコースを新設したお披露目がメイン。中央翼を製造しているボーイング787の取材もあったからクルマにじっくり乗るというわけにはいかなかったね。

ワタベ:でもBRZ STI Sportに乗れて感動しましたっ!

石井:テストコースを走るのも貴重な経験だから面白かったでしょ。

ワタベ:気兼ねなくアクセルを踏ませてもらって大満足ですっ!

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中央翼システム=翼がしなるのが787の特徴の一つ。離陸の前と後では高さが3mも違う。旅客機としては世界初のカーボンボディや空力への新しいアプローチなど、スバルのテクノロジーが詰まった、技術的に興味深い飛行機なのだ。

石井:BRZのなかでもこのSTI Sportはファン・トゥ・ドライブと安心感が高次元でバランスしているからワタベくんもイケイケな感じで乗れたと思うんだよね。

小川:試乗した直後は顔が紅潮していたし、不気味にニヤついてたもんね。ところでSTI Sportってどんなモデルなんでしょう?

石井:STI(スバルテクニカインターナショナル)はSUBARUのモータースポーツ活動やチューニングパーツの開発を担う会社。一部門ではなく別会社で独自に生産したクルマを販売してもいる(SUBARU車がベース)。STI Sportと名付けられているのは、STIが開発をしているけれど、生産・販売はSUBARU。つまりカタログに載っていてディーラーで普通に購入できるモデルだ。STI独自のモデルのほうがチューニング度は高いかもしれないけれど、STI Sportもシャシー系はかなり高度に手が入っていてカタログモデルとしては最上位に位置する。

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市街地を模したコース。この他、高速道路のランプやサービスエリアも新設して運転支援技術の高度化に対応していく。アイサイトはここで磨かれている。

ワタベ:コーナーがホントに速くて気持ちよくて安心感もありましたもん。

石井:サスペンションの強化はもちろんのこと、フレキシブルVバーやフレキシブルドロースティフナーといった動的質感を上げるパーツも採用されている。クルマは走ったり曲がったりするとボディが変形したり振動したりしているのね。それを解析して、ドライバーの思う通りに走れて、しっとりとした高い質感が得られるようにするのが狙い。

小川:なんかえらいマニアックな世界ですね。ワタベくんでもわかる?

ワタベ:速さだけではなく、大人っぽい奥深い味がするというのは、なんとなくわかりましたよ。あと、無意識のうちに上手に走れる気もしました。

石井:表現はつたないけれど、感じるべきところはだいたい合っているよ。ワタベくんのクルマ評価能力も進化しているんじゃない? またご担当復帰を目指して頑張って!

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取材・文/石井昌道 撮影/小川朋央