Jul17Tue

RENAULT CAPTUR drive to シティカート

2018.06.24

仏車の哲学を集約した一台で走りの悦楽を感じながら、いざ都内屈指のカート場へ。

幼い頃に遊園地や、世代によってはデパートの屋上で、ゴーカートに乗った経験はないだろうか。自動車への憧れはあれども、18歳までは自分でハンドルを握って走らせることはできない。だからこそ、カートのアクセルを初めて踏み込まんとするときの高揚感、そして、実際にカートが動き出したときの爽快感は、幼心に深く刻み込まれたものだ。

時が過ぎ、免許を取得した直後は、クルマを駆る快感に身震いしたけれど、いつの日か心躍ることは少なくなってきた。クルマと一体になって走る喜びをもう一度。ということで、今回、東京の“スポーツ”が溢れる場所として訪ねたのは、足立区の〈シティカート〉だ。

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ここは都内23区内で唯一の本格的なカート場。元レーシングドライバーの中山啓一さんが19年前にオープンした名門で、モータースポーツ漫画の傑作『カペタ』のネタ元になったことも。週末ともなると小さなマシンを巧みに操作する老若男女で溢れかえるこの場所は、いわばモータースポーツの登竜門。

マイナーチェンジしたばかりのルノー キャプチャーで訪れるのは、ここしかない! ルノーは“ルノー・スポール・フォーミュラワン・チーム”としてF1にも参戦。多くのF1レーサーにとってカート場は原風景だ。

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キャプチャーはルノーを代表する小型クロスオーバーSUV。顔つきとフォルムは柔らかく、どこか愛らしい印象だ。〈シティカート〉を目指して、アクセルに足を乗せて踏むと、足裏から“スピード”がスーッと体内に行き渡る感じがする。加速は“乱暴”ではなく、あくまで優しくスムーズ。これぞフランスらしいエスプリというべきか。そして、骨組みとシート、足回りなどのボディバランスが三位一体で安定感をもたらし、長時間の高速移動においても、どこまでも地に足の着いた走りをキープしてくれる。

一方で、ハンドリングは軽く、コーナリングはとにかく滑らか。その“走り心地”はどこまでも快適でスポーティ。まさに、古くから“操る”ことに重点を置いたフランス車の面目躍如だ。

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〈シティカート〉で久しぶりにカートを目の前にして、ヘルメットを被り、シートに座ったときの興奮は自分でも驚くほど。右に左に蛇行する408mのコースを何周もするにつれ、スポーツとしての“運転”の気持ちよさにさらに目覚めていく。

帰路、再びキャプチャーのハンドルを握る。カートとクルマ、ああ、地続きの“走る悦楽”をカラダで感じる嬉しさよ。


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キャプチャーのシートはクッション性が高く、包み込まれるような心地よさ。バカンスのような長距離移動でも疲れないように設計されているという。
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ルノーの車は、カード型のリモコンキーが主流。車内中央の『R&Go』アプリ対応ラジオも搭載されたコックピット部に専用のスロットルが設けられ、そこに差し込みエンジンをスタートさせる。
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ダッシュボード上には隠れた収納スペースも。ここがちょうどスマホを置くのにもってこい。開けっぱなしでも様になるのは、さすがフレンチデザイン!

RENAULT CAPTUR

RENAULT CAPTUR
今年3月にマイナーチェンジしたキャプチャー。悪路での走破性を高めるエクステンデッドグリップを搭載し、3つの走行モード(標準、ソフトグラウンド、エキスパート)を路面状況に応じて切り替えることで駆動力を最適に制御。ぬかるんだ道も凸凹道もなんのその。●全長4,135×全幅1,780×全高1,585mm●エンジン=1,197cc、ターボチャージャー付き筒内直接噴射直列4気筒DOHC16バルブ●燃費=17.2km/L(JC08モード)●乗車定員=5名●カラー=4色●車両本体価格=2,669,000円〜●(問)ルノー・コール(TEL)0120・676365


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シティカート
オープンして19年目。隅田川のほとりにあり、抜けが気持ちいい。隣にはスケボーの巨大ランプも併設。店主のご子息は、第一線で活躍するレーシングドライバーの中山雄一さん。
●東京都足立区千住関屋町19-1、(TEL)03・3882・0027


Tarzan No. 743 ウデタテ、フッキン、スクワット 完全BOOK 掲載 〉
取材・文/豊田耕志 撮影/平山太郎