Mar24Fri

前転から手を床に付かずに 立ち上がれるか?

2016.10.29

今日のお題前転から手を床に付かずに 立ち上がれるか?

前転をするなぞ、大半の者にとっては学校の体育の授業以来じゃろう。
馬鹿にしないで久しぶりにやってみてほしい。果たしてできるかな?


[前転&立ち上がりのやり方]

前転1

ヨガマットなどの敷物を用意して広げる。両足を腰幅に開いて立ち、その場でしゃがみ、肘を曲げて両手のひらを正面に向けて構える。

ADVICE
背中を痛めないようにやや厚めの敷物を用意すべし。


前転2

前転をする。

ADVICE
アゴを引いて、カラダを丸くする意識で。


前転3

前転をして1の姿勢に戻り、そのまま立ち上がる。1度でもできれば良しとする。

ADVICE
フラフラせずに1の姿勢でぴしっと静止せよ。


前転4


本日の塾頭講話

森光子さんを見習い、いくつになってもでんぐり返しを。

前転からの立ち上がりに求められるのは、全身をコーディネートさせて使うしなやかな身のこなし。学校の体育で前転が難なくこなせていたのに、大人になるとできなくなるのは、子どもの頃と違って全身を同時に使う機会がなくなり、協調性が低下しているからじゃ。加えて両脚を引きつけて丸まるので、腹筋力も求められる。しかもこの腹筋力では、シットアップやクランチのように上体を起こす上部ではなく、両脚を引き寄せる下部がメイン。「歳だから、できなくても仕方ない」なぞと甘えるでない!女優の森光子さん(故人)は80歳を超えてもなお、舞台『放浪記』で見事な前転(でんぐり返し)を披露していた。前転がこなせる協調性と腹筋力があれば、日常生活でも運動でも怪我をしにくいぞ。



今日の補習ニートゥーチェスト 20回

起き上がれなかった者に、喝!

シットアップやクランチばかりじゃと腹筋下部には効かせにくい。そこで上体を固定して両脚を引き寄せるニートゥーチェストで腹筋下部を強化して、素早く丸まる腹筋力をつけよ。やり方は次の通り。床に座り、両脚を揃えてまっすぐ伸ばし、床から浮かせる。両手を後ろについて肘を曲げて、上体を深く後ろに倒しておく。胸を張りながら、膝を胸に向かって引き寄せたら、元に戻せ。

ニートゥーチェスト5

shimizu-580

[質問1]

現在ダイエットをしていますが(ある目標のために44kgを目指しています)、仕事のストレスがかかったり、生理前になるとドカ食いをしてしまいます。空腹感とはあまり関係なく、ひたすら食べ物を口にしてしまいます。 気分のいい時は食べなくても大丈夫で運動もしたくて仕方がないのですが、ダメな時は運動もヤル気が起きずにドカ食いを繰り返してしまいます。(主に夜) これではいけないことはわかっているのにやめられません。どうやったら自分を抑えることができますか? (じゅさん、女性、26歳)

kao

「ある目標のため」という事は、身長 156cmで44kgの体重にする事が良い事か悪い事かを論ずるのは一旦置いておく必要があるのじゃな。

良し悪しとは別問題として回答する。

ストレスは交感神経優位の状態。副交感神経優位に切り替えるには「食べる」という行為が一番てっとり早い方法じゃ。生理の前も同じで、やはり食べるという行為が精神的な不安定を解消する。

どちらもヒトの性質上、やむを得ない事なのじゃ。それが過剰なレベルでドカ食い行為に走る者は、実はかなり多い。そして、そのドカ食いをしてしまったという後ろめたさがストレスとなり悪循環に陥る。

これはメンタルの問題が大きく、日常的にかかる減量行為というストレスそのものが反動を生むポイントになっておる。普段からストレスのかかりすぎる無理な減量をしておるため、仕事のストレスや、生理前というストレスが加算された時、一気に爆発してしまうというわけじゃ。

思い返してみよ。普段、相当無理を強いた食事制限をしておらぬか? 目的のために一時的に厳しい減量をしているなら、それは仕方ないストレスと考え、打ち勝たなければ、減量は成功せん。勝てないなら、減量はやめるべきじゃ。

仕事のストレスはともかく、生理前という状況は仕方のないもの。この期間、少々食べ過ぎて太ってしまうことは、容認すべきとワシは考えておる。

それより、日常のストレスが強すぎるのだとしたら、それを軽減するような、ゆるやかな減量が重要になる。すこしだけ甘いものを摂取する、繊維質のものを食べて満腹感を出す、などじゃ。当然やっておるとは思うが、それでも高カロリーのものを食べないと気が済まないのは、単純に精神力の問題。

話を完全にもとに戻し申し訳ないが、健康を害する減量は避けるべきじゃ。


[質問2]

就寝前のトレーニングは何時間くらい前までが適当でしょうか。また、トレーニング後、何時間くらい睡眠をとるのがベストでしょうか。仕事の都合などで、22時くらいからジムに行くこともありますが、睡眠の質や寝付きに影響があるように感じます。逆に、就寝前にトレーニングをする人や、24時間開いているジムもあることを考えるとあまり関係ないのかなとも思えます。睡眠とトレーニングの適切な関係を教えて下さい。 (ゆうじさん、男性、42歳)

kao

この問題は交感神経優位(興奮状態)が、どのくらいの時間で副交感神経優位(リラックス状態)に転化するかという事と同じ意味になる。

どれくらいハードに筋トレするか? どれくらい質の良いクールダウンをするかによって全く違う。

「おそらく」という言葉でしか言えぬが、トレーニング後、2時間あれば筋トレの興奮は治まっておる。更にトレーニングの効果でリラックスを誘発する神経伝達物質が増加し、良く眠れる可能性が高くなる。

睡眠時間は一般的には6時間確保できれば十分と言われておる。
しかし実際は、一人一人の生活リズムは多様で、この条件を満たすのが困難という者もいる。おぬしのように22時過ぎからでないとジムに行けない者は、トレーニング終了から睡眠まで2時間も確保できぬと察する。

よって一番重要なのはリズムを作ることじゃ。

24時間営業のジムがあるからといって、ある時は深夜に、ある時は早朝に、ある時は日中にと、時間があまりにバラけてしまうと、カラダがリズムを作れずに極端に疲労する可能性がある。リズムが作れないと睡眠も浅くなり、すべてが悪循環じゃ。

時間帯にとらわれず、遅くなっても良いのでリズムを作る努力をしてみよ。

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監修/清水道場(IPF代表) 
取材・文/井上健二 撮影/山城健朗 イラストレーション/more rock art all