Jun23Fri

色を取り戻せ。Bring back the color

2016.08.16

色の巧みな使い手がこの秋を制する。とはいえ気張る必要は全くなし。
勝負カラーというより、他のアイテムとの流れを意識した、
トーンの中に埋め込まれた一体感のある色使いによって、
定番アイテム同士のカジュアルスタイルが今年顔へと即シフトする!


Orange 存在感あるオレンジをボトムスとのバランスで。

今回登場する色の中では最もインパクトのあるオレンジ。色を取り戻した感満点のアイテムだが、全身が映っている写真を見ればおわかりの通り、合わせているパンツはオレンジと相性のいい落ち着きのあるブラウンで、シューズもボリュームのある定番デザインの革靴。ベーシックなボトムスだけに、ニットのように全体のトーンにナチュラルさを加えるもよし、パーカのようにケミカルな色合いを融合させるのも技ありテクの一つだ。

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いかにもアメリカンカジュアルブランドらしい肉厚でヘビーデューティな作りと、ぽってりとしたシルエットが今年のバランスにぴったり。アメリカンスタンダードアイテムは、いま要チェック。パーカ(キャンバー)16,500円、(問)スティーブン アラン トーキョー(TEL)03・5428・4747。
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ケミカルタッチな発色のパーカに対して、ナチュラルに全体がまとまるモヘアのニットをチョイス。ニット(オーラリー)32,000円、(問)クリップ クロップ(TEL)03・5793・8588、パンツ14,000円、カットソー6,800円、共にカーハート WIP、(問)カーハート WIP ストア トーキョー(TEL)03・3402・9810、シューズ(ユケテン)56,000円、(問)スティーブン アラン トーキョー。

Green ミニマルの中に宿る多彩な表情。

グリーンの中でも、ここで注目したのはオリーブ系。トーンが抑えめで、定番のミリタリーテイストにも呼応するところがあり、より気軽に色を取り込むことができる。下の2点の写真は、どちらもリラックスしたミニマルなスタイリングの中に、オリーブグリーンの持つ男っぽさを注入。パンツは同じものながら、合わせたベーシックカラーのグレー、ホワイト、ブラックの足し引きでさまざまな表情を楽しむことができる。

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グレーのニットに、ホワイトのシューズ。いかにもベーシックな組み合わせだが、グリーンで色を取り入れたことで今年の秋顔に。パンツ(オーガスト フィフティーンス)36,800円、(問)ジャーナル スタンダード 表参道(TEL)03・6418・7961、ニット(オーラリー)33,000円、(問)スティーブン アラン トーキョー、シューズ(ヴァンズ ヴォルト)13,000円、(問)ブルーウッドbyハンドイントゥリーPR(TEL)03・3796・0996。
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オリーブグリーンのパンツに、あえてシャツもオリーブで揃えたワントーンスタイルも新鮮。シャツ(MHL)12,000円、(問)アングローバル(TEL)03・5467・7874、Tシャツ(ウィリー チャヴァリア)15,500円、(問)ジェットン ショールーム(TEL)03・6804・1633、パンツ(オーガスト フィフティーンス)36,800円、(問)ジャーナル スタンダード 表参道、シューズ(ニューバランス)25,000円、(問)ニューバランス ジャパン(TEL)0120・850997。

Bordeaux 気軽に合わせるだけで秋めくボルドー。

この秋の最注目カラーと言えるのがボルドー。今シーズンはシャツ、パンツ、シューズ、小物と幅広くアイテムが揃っている。色自体も秋らしく、存在感がありながらシックにまとまるので、色を取り入れるならまずはここからとも言える今年の当たり色だ。前述同様、ブラック、ブラウン、ホワイト、ネイビーといった定番カラーとの着こなしの中で気軽に合わせるだけで、しっくりと溶け込んでくれる。

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詰まった編み目と、メランジェの表情のある色彩がより秋らしい。ニットキャップ(ホームコア)10,000円、(問)カレント(TEL)03・6455・4411、カットソー(カーハート WIP)6,800円、(問)カーハート WIP ストア トーキョー。
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ボルドーのシャツは、色を感じさせないほど自然にスタイリングの中に溶け込む。ジャケット(デス トゥ テニス)91,000円、(問)アメリカンラグ シー 渋谷店(TEL)03・5459・7300、シャツ(ヤエカ)23,000円、(問)ヤエカ アパートメント ストア(TEL)03・5708・5586、パンツ(スティーブン アラン)15,000円、シューズ(レイバラーシューズ フォー スティーブン アラン)22,000円、共に(問)スティーブン アラン トーキョー。
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シューズで取り入れてもシックなバランスにまとまるのはボルドーならでは。シューズ(スパルウォート)40,000円、(問)スティーブン アラン トーキョー。
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シンプル&プレーンなTシャツも、ボルドーを選ぶことで、大人びたイメージに。ボルドーは黒との相性も抜群。Tシャツ(アンルート)13,000円、(問)アンルート 銀座(TEL)03・3541・9020、パンツ(ユナイテッド スタジオ アーカイブ フォー スティーブン アラン)23,000円、(問)スティーブン アラン トーキョー。
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最もボルドーの存在感を効かせたパンツによる着こなし。ご覧の通り全く違和感はなく、自然なまとまり。パンツ14,000円、キャップ5,400円、Tシャツ5,800円、以上カーハート WIP、(問)カーハート WIP ストア トーキョー、シャツ(マリメッコ)18,000円、(問)スティーブン アラン トーキョー、シューズ(ヴァンズ ヴォルト)13,000円、(問)ブルーウッドbyハンドイントゥリーPR。

Brown 主役も脇もこなすハイパフォーマー。

ボルドー同様に秋めいているのがブラウン系。これまでの着こなしの中にもベースカラーとして登場しているが、ここではシャツが主役で、光沢によってゴールドを感じさせつつ、カーキのニュアンスも持った独特の発色が魅力。てれっとした大きめのサイズ感と、古着のリーバイスとクラークスのスエードシューズという80年代の気分をキャッチしたサブアイテムによって、絶妙な今年顔を見せてくれる。

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計算してないようで、計算ずく。「なんてことないけどカッコいい」の極意のような着こなし。シャツ(アンルート)16,000円、(問)アンルート 銀座、ユーズドのパンツ(リーバイス®)7,900円、(問)サンタモニカ 表参道店(TEL)03・3498・3260、シューズ(クラークス オリジナルズ)23,000円、(問)クラークスジャパン(TEL)03・4510・2009。

Blue ダークトーンの中のシックな差し色。。

定番色であり、シャツやアウターとしてもお馴染みで、「取り入れる」感覚なしに、何となく着てしまいがちなのが「いつものブルー」ではないだろうか。しかし黒をベースとしたダークカラーを重ねたコーディネートの中で、「シックな差し色」的な使い方をすると、途端に着こなし全体に洗練されたオーラを生み出すのがブルーの真骨頂。色を入れながら、脇役でもあるという、深い役回りが似合う。

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オーバーめのロング丈と、てれっとした素材、そしてペイズリー柄というこれまた80、90年代なモチーフ。挟まれた黒とも好相性。シャツ(バナナタイム)42,000円、(問)アメリカンラグ シー 渋谷店、キャップ(カーハート WIP)5,400円、(問)カーハート WIP ストア トーキョー、パンツ(オーギュスト プレゼンテーション)27,500円、(問)F.I.T www.auguste-presentation.com、シューズ(レイバラーシューズ フォー スティーブン アラン)22,000円、(問)スティーブン アラン トーキョー。
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ブルー単色ではなく、ブルゾンの中にブルーと黒が融合し、溶け込み度もさらに上昇。ブルゾン(デス トゥ テニス)35,000円、(問)アメリカンラグ シー 渋谷店、ポロシャツ(アンルート)10,000円、(問)アンルート 銀座、パンツ(オーギュスト プレゼンテーション)27,500円、(問)F.I.T、シューズ(クラークス オリジナルズ)23,000円、(問)クラークスジャパン。
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トレンドの一つであるレトロスポーツテイストもブルーでプラス。ポロシャツ(フレッドペリー)24,000円、(問)フレッドペリーショップ東京(TEL)03・5778・4930。

〈Tarzan No. 701掲載〉
Photos: Takemi Yabuki (W) Styling: Naoki Ikeda Hair & Make-up: Kazuya Matsumoto (W) Direction & Text: Jun Nemoto Thanks: Backgrounds Factory